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「―――以上が今回の事件の調査結果です」
黒髪の少年が上司らしき人物に書類を渡した
「ご苦労だ、三刃一佐」
彼の上司が書類に目を通しながら言う
「では私はこれで・・・・・」
剣は部屋を出ようとした
「そうだ、君に転属令が出ている」
思い出したような口調で彼の上司が言う
「転属・・・・ですか?」
剣は少し驚きを隠せない
「先日から騒ぎになっている存在しないもの(ノーバディ)対策部隊だ」
「人員は?」
「起動六課と君の部下数名による部隊だ、数日後から活動を開始する」
「分かりました、失礼します」
剣は敬礼をし、部屋を出て行った
墓地
剣が花を添える墓石には「ハロルド・ヒューイッグここに眠る」と彫られている
「父さん、やっと手がかりを見つけたよ、もう少しだから・・・・・」
深夜 機動七課
外には誰もいないようだ、深夜だからだろう・・・・
剣は父ハロルドの墓参りに行った帰りだった
剣は建物内に入った、数名の局員がいる
「三刃一佐、お疲れ様です」
一人の少年が言った
「ソラ、もうここにいたのか・・・・・」
「ええ、ちょっと気になってましたし」
彼の名前はソラ、剣が昔関わった事件で保護された少年だ
「三刃さんは何処かの帰りですか?」
「あぁ、父さんの墓参りに行ってた。そういえばロクサスは?」
「宿舎にいます」
ロクサスはソラと訓練学校の同期の生徒だ
二人の名前は、どっかのゲームのキャラと被ってるかもしれないが
気にしないようにしよう
「あなたが三刃一佐ですか?」
茶髪の女性が剣の事を尋ねる
「あ、はい、俺も剣でいいです」
「初めまして、高町なのは一等空尉です」
「三刃剣一佐です、よろしくお願いします高町一尉」
「なのはさんでいいよ」
「あ、はい」
互いに挨拶した後なのはは剣の顔をじっと見る
「どうかしましたか?」
「やっぱり噂通りだね」
なのはが言う事に剣は理解できないようだ
「初めて三刃君を見たら女性と間違えてしまうって」
「う・・・・」
剣は顔を赤くする。剣はいつもこの事を気にしている
生まれつき体系が細く髪を伸ばしているためこのように見られてもしょうがない
一時期は女性用の服の方が似合うと上司に言われていた
「それじゃあ私はこれで」
そういいなのはが去っていく
「そんなに女に見えるのか・・・・・」
しばらく剣は暗かったとか暗くなかったとか・・・・・