ＦＯＲＭ５７ 涙がキラリ

舞台裏で・・・・～Ｋ・ＭとＲ・Ｎの会話～
「あ～ぁ、またくだらない解説かよ、そんなもの挟むくらいならさっさとシナリオ進めろって話だ」
「ま、まぁ落ち着いて・・・・・」
「大体さ、もう作者が数％現実逃避はいってんのに無事終われるのか？」
「それはわからないけど・・・・」
「＿＿太郎さんだってはやいところ新シリーズで活躍したいでしょ？」
「え・・・・・・・・・・・・・うん」

「はいは～い、それじゃぁカードのせつめ・・・・・・」
ロイドがいきなり剣に投げ飛ばされる
「あらぁ～・・・・・」
ロイドがそのまま壁に直撃し、気絶する
「・・・・・帰るぞ」
剣が顔色一つ変えず歩き出す
「え、ちょ、剣！！！」
「どうしたスザク、お前らしくない・・・・」
「あせるでない、枢木よ」
動揺しているスザクに剣とジークが何も無かったように言う
「え、だってロイドさんが・・・・」
「あぁ、あの人は死なないから大丈夫」
そう言うと剣が工場を出る
「あ、待って～！！！」




再び喫茶「ミルクディッパー」
「ただいま」
剣が散歩から帰った表情で店に入る
「あ、おかえり」
閉店の準備をしている良太郎と愛理が迎える
「あ、のどかちゃんがさっき目を覚ましたわ、行ってあげて」
愛理がのどかのことを伝える
「わかった、ところで何処に？」
「剣の家、今藤乃さんがついてるから」
「あ、ジークお願いします」
剣がＳＤ化したジークを投げる
「剣、無礼に扱うな！」
ジークが訴えるが剣には聞こえない




御刃邸　和室
「宮崎さん！」
剣が部屋に慌てて入る
「あ、三刃さん・・・・・・」
のどかが少し震えた声で返事をする
「具合は大丈夫？」
剣が上着を脱ぎ、のどかの横に座る
「あ・・・はい、先ほど藤乃さんに診てもらって、もう大丈夫といわれました」
のどかが体を起こそうとする
「大丈夫？ゆっくりでいいよ、時間はあるから・・・」
剣がのどかの体を支え、肩に上着をかける
「三刃さん・・・あの・・・・・」
のどかが何かを言おうとするが言い出せない
「大丈夫、ゆっくりでいいよ、それにもう、剣でいいよ」
剣がのどかの頭をなでる
「う・・・・あ・・・・・・剣～！！！！」
のどかが急に剣に抱きつき、泣き出す
「み、みやざきさん？」
剣はどうすればいいかわからない
「急に・・・カイって男が・・・・きて・・・背中を切りつけられて・・・・そこから記憶がなくて・・・・」
剣がのどかの背中をさすると傷跡があるのがわかる
「痛かったですよね・・そんな傷を負って・・・・」
剣が泣き止んだのどかの頬を流れる涙を拭く
「そんな事ないです・・・・剣をさした時のほうがもっと苦しかったです・・・・・」
のどかが自分の胸に手を当てる
「心がすごく捻れるように痛くなって・・・それで・・・・」
続きを言おうとしたのどかだが剣に抱きしめられ、口がとまる
「もう・・いいよ・・・苦しむ必要なんてない、今は休んで。そばにいるから・・・・」
剣がやさしくのどかに言い、笑顔を見せるが少しこぼれた涙がキラリと光る