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とりあえず見ていってください、話はそれから
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数日後 機動七課

「敵の本部がわかった」
はやてから報告が来た
「第59管理外世界の忘却の城らしい」 
「忘却の・・・・城」
「どうしたん、三刃君?」
「いや、何でもない」
一瞬剣の顔色が変わったような気がした
「突入はスターズとトライブレード分隊で、ライトニングはもしものために隊舎で待機」
「了解」
「ところで何で行くん?」
肝心な事を忘れていた
「アヴァロンを呼んでおきました、あれが最速だ」
「ナイスや三刃君」
はやてがガッツポーズをする


数分後
「お待たせ~」
ロイドの気が抜けたような声が響く
「それじゃ、がんばってや」
「了解」
剣達が乗り込むとアヴァロンが大圏外に上昇する
「バルドナ・ドライブ使いますかぁ~?」
ロイドが剣に聞く
「あぁ、頼む」
そう言うとロイドがアヴァロンの操縦桿の妙な赤いスイッチを押した
「わ、なんだこれ!」
ソラが驚く
「バルドナ・ドライブ、短時間で別世界まで飛べるシステム」
剣が解説するのを聞いているソラだがさっぱりわかっていない
「到着まであと100秒」
「全員、俺が先行します、みんなは援護を!」
「了解!」

忘却の城、一階ロビー
「そこをどけぇぇぇ!」
剣がピーコック・スマッシャーでノーバディを一蹴する
「、レイジングハート!」
『Dive shooter』
「ディバイン、シュート!」
レイジング・ハートから放たれた光がノーバディを一掃する
「ラストォ!」
スバルのリボルバーシュートが最後の一体を貫く
「敵全滅、これより中枢部に潜入する」


13階、メインルーム
「何故奴らがここをわかったんだ?」
アクセルが疑問そうに言う
「いずれにせよ避けられぬ戦いだ、今潰しておくのが楽だろう」
No.Ⅳの男が言う
「何だぁ~ヴィクセン、お前あいつ等と戦いたいのか?」
「是非とも戦いたい、奴らの実力がどれ程のものか知りたいんでな」
「資料は全て廃棄したな?ヴィクセン」
薄いピンクの髪の男が命令口調でヴィクセンに聞く
「貴様、No.ⅩⅠの分際で!」
「ここの管理は私に任されているのでね」
「わかっている、すべてやった」
(クッ、ゼムナスの命令でなければこんな男・・・・)
「アクセル、客人は?」
「もうすぐで4階だ」
アクセルが覗いている水晶に剣たちが映される
「マールーシャ、私に行かせてくれ」
ヴィクセンが立候補する
「よいだろう、ただしやられるようなまねは・・・・・」
「解っている、私に任せろ」
「二階か・・・・・」
どうやら剣達が二階に着いたらしい
「開けるぞ・・・」
そういい剣がドアをゆっくりと開ける
「な、なんなんだよコレ・・・・・・」
ソラが目の前の光景に愕然とする
「みんな・・・・」
ソラが涙を流す、その先には氷漬けされたソラの家族と友人がいた
すると奥の入り口から誰かが入ってきた
「ようこそ機動七課の諸君、この階の主、No.・・・・」
ヴィクセンが話し終わる前にソラが先制攻撃を仕掛ける
「お前だったのか!俺の全てを奪ったのは!」
ソラを駆り立てる理由、それはソラの過去に秘密があった


話は7年前に遡る
その頃のソラはただの少年だった
どこもみんなとかわらない・・・
だがある事件が起こった
ソラがいつも通り友人たちと遊んでいたときだった
黒いフードの男、つまりヴィクセンがソラの家族、そして友人を氷漬けにし、
ソラの気を失わせこの城に連れてきたのだ

「ほほぉ、お前があの時の少年か・・・・・」
ヴィクセンがソラの攻撃を避けデバイスである「フリーズプライド」を出す
「クッ、あの馬鹿!」
剣が援護に行こうと瞬間、剣達を囲むようにノーバディが出現する
「クッ、こんな時に・・・・」
「三刃さん、援護お願いします」
そう言うとロクサスはヴィクセンの方に走り出す
「やれやれ、ヴェズバー!」
剣がヴェズバーを発動し道を作る
「はあぁぁぁぁぁぁ!」
ロクサスがヴィクセンに攻撃するが、盾で弾かれる
「我等の同士、ロクサス、お前もいたのか」
「五月蝿い!俺は、機動七課トライブレード分隊所属ロクサス二等陸士だ!」
ロクサスが再び攻撃する
「フン、どうやら記憶を失っているようだな」
そういいながらヴィクセンは攻撃を避け数歩さがる
「出番だ、わが最高傑作よ」
ヴィクセンがそう言うと銀髪で黒い衣服を纏った少年が出てきた
背はソラより若干大きく悪魔の羽の形をした剣を持っている
「コイツを倒せばいいんだな」
少年がヴィクセンに聞く
「あぁ、頼むぞ、リク、コイツを倒して力を得れば本物以上の力を得る」
「任せろ、こんな奴」
そう言うとリクはソラに持っている剣、ソウルイーターを向ける
「俺があんな軟弱と違うところを教えてやる!」
「待て、お前、本当にリクなのか!?」
リク、それは8年前に行方不明になったソラの親友
「違う、俺はレプリカ、ヴィクセンに造られた存在、お前と倒し俺が本物以上の存在になる!」
「リクじゃ・・・・ないのか」
ソラもキーブレードを構える
「行くぞソラ!」
「来い、リク!」
二人の戦いが始まった
「さて、ロクサス、ナミネの元に行きお前の記憶を・・・・・」
ヴィクセンが言い終える前にロクサスがヴィクセンに攻撃する
「俺はお前らの仲間にはならない!」
そう言い放つとロクサスが構える
「ならば力ずくで連れて行くまでだ!」
ヴィクセンも防御から攻撃態勢に切り替える

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