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とりあえず見ていってください、話はそれから
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再び荒野
「暑い・・・・・」
タカトが額の汗を拭うがそれでも汗は止まらない
「日陰という日陰が存在しないしね・・・・」
ケンタも棒を杖代わりにして歩いている
「ん、黒(ヘイ)さん、あの赤い竜巻なんですか?」
剣が竜巻を指差す
「どう見てもただの竜巻だ」
「巻き込まれるとどうなるんでしょうか?」
剣が再び聞く
「普通に死ぬだろ?」
「こっちに来ますよ?」
「へ?」
黒たちが振り返ると竜巻が接近していた
「全員、逃げるぞ!!」
すると全員がいきなり走り出す
「なんでこんなとこにも竜巻があるんだぁ~!!」
ケンタが走りながら叫ぶ
「知らないけど今は走るんだ!!」
タカトが叫ぶ
「うわぁ」
良太郎が小石に躓きこける
「良太郎さん!」
剣が足を止め良太郎の方に走り出す
「剣君、ぼくは大丈夫だから行って!」
だがそう言ってる間にも竜巻が二人に近づく
「剣!良太郎!」
「黒さん、死なないんで、また後で合流しましょう!」
すると二人が竜巻へと消えていった
「剣・・・良太郎・・・・」



デジタルワールド 風の谷
「ん・・・ここは・・・・・」
剣が目を覚ます
「あ、目が覚めた?」
良太郎が隣で座っていた
「良太郎さん、大丈夫でした?」
「うん、剣君のバリアのおかげだよ」
「ほんと、お前のバリアがなけりゃ俺達死んでたぜ?」
モモタロスが砂を払いながら言う
「やだな・・・・あれ?モモタロス、何で実体化できてるの?」
「さぁな、でも実体化してるのは俺だけじゃないぜ?ほら、亀たちも」
すると後ろでウラタロスやキンタロス、リュウタロスが座っている
「なんでみんなも?」
「さぁ、あの竜巻の影響かな?」
ウラタロスが格好つけているようだが剣はあえてスルーする
「俺の出番が来ないから作者がこういうシチュエーションをつくったんちゃう?」
キンタロスがが嬉しげに言う
「とりあえずみんなと合流する方法を見つけないと」
すると剣が辺りを見渡す
「あ、アレ使えそうだ」
剣がちかくにあった戦闘機を指差す
「な、なんでこんなところに戦闘機が?」
さすがのモモタロスも驚く
「え~っと、あ、動くけど全員乗れるかな?」
剣が少し悩む
「乗れるって何人までいけるんや?」
キンタロスが腕を組みながら剣の隣に立つ
「乗れて二人なんだけど・・・・・・」
一瞬その場の空気が止まった
「おい、そこでなにをしとるんじゃ?」
老人が杖を振り回しながら近づいてくる
「あ、爺さん、この戦闘機って誰の?」
剣が老人に聞く
「わしのじゃ」
老人が即答する
「この戦闘機って、荷台とか付けれる?」
「まぁつけれるぞ」
すると剣がいきなり笑顔になる
「貸して?」
「無理じゃ」
老人が即答する
「そっかぁ・・・・ちょっとあそこの岩場で話をしよっか」
すると剣が老人を岩場に連れて行く

数分後

剣と老人が戻ってくる、だが老人の顔色が優れない
「貸してもらえるって」
剣が笑顔で言う
「け、剣、岩場でなにが?」
ウラタロスが少し怯えながら言う
「聞いちゃダメだよ・・・・・・・」
そのとき良太郎たちは初めて剣を恐ろしい人と思った
「すげ~、飛んでる!!」
リュウタロスが窓の外を見ながらはしゃいでいる
「リュウタ、見るのはいいけど酔わないようにね」
U剣が戦闘機の操縦をしている
「ところで剣、このご老人連れてきて大丈夫?」
「まぁ、この船の持ち主なんだ、大丈夫だろ」
『俺たちは大丈夫じゃねぇよ!!』
モモタロスが念話を飛ばしてくる
「仕方ないじゃん、ウラタロスしか操縦できないから」
『何で鼻垂れ小僧もそっちにいるんだよ!』
「リュウタはこの爺さんを見るのに必要だからだ、もう切るぞ」
『あ、おい、ちょ・・・』
剣が強制的に念話を切ったためモモタロスの声が聞こえなくなった
「剣ちゃん、本当によかったの?」
リュウタが少し不安そうに剣に聞く
「お前の悪いように言ったんだ、ちょっと許せないしな」
「そっか、ありがと、剣ちゃん!」
リュウタが何故か喜ぶ
「さてと・・・あ、アーガマ発見!」
剣がれーだーでアーガマを発見する
「とりあえず通信を・・・・あれ?無線付いてない?」
剣が見渡すが無線がない


同刻、アーガマ艦内
「黒(ヘイ)一尉、所属不明の戦闘機がこちらに接近してきます」
「交信に受け付けたか?」
「ダメです、受け付けません」
黒が暫く黙り込む
「撃破しろ」
「了解」


再び戦闘機内
「剣ちゃん、ミサイル4、対空砲火が7、来るよ!」
「なんで味方に攻撃されなきゃいけないんだよ!」
剣が嘆きながら回避行動をする
「(剣ちゃん、僕が操縦するから行って!)」
「わかった!」
すると戦闘機のコックピットのハッチを開ける
「行っくぞ~!!!!!」
ウラタロスと憑依解除した剣が飛び降りる

またアーガマ内
「黒一尉、戦闘機から誰かが飛び降りました!」
「モニターに写せるか?」
「写します」
『行っくぞ~!!!!!』
その瞬間ブリッヂルームの時が止まった
「黒さん、騒がしいけど何か・・・・」
様子を見に来たタカト達の時も止まった
『黒さん、砲撃をやめてください!、良太郎が乗ってるんです!』
「わ、わかった」


数分後
「ふぅ・・・・」
剣が「かなり」深いため息を付きながらブリッヂルームに入ってくる
「剣~、会いたかったよ~!」
タカトが飛びついてくるのを剣は軽くハリセンで叩き落す
「三刃剣三等空士、野上良太郎二等陸尉、帰還しました」
剣が黒の前で敬礼をする
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