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3月8日
「これより、第65回、西新宿小学校卒業式を始めます」
校長の言葉が体育館に響く
「なんだかねぇ・・・・」
剣は少し右に曲がったネクタイをなおす
「しっかしよく卒業できたよ」
まぁ剣がそう思うのも不思議ではない
あのドゥガチとの戦闘のあと剣達は後処理なりがかなり
6年になってからもマトモに登校できたのは5月から7月までと2月から卒業式までである
「にしても、剣、ガンはもういいのか?」
ヒロカズが後ろを向く
「へ?ガン?」
「やだなぁ、肺ガンでこれまでこれなかったんだろ?」
「(そういや黒(ヘイ)さん、休む理由はテキトーにつけるって言ってたな)」
「27番、三刃剣」
校長が剣の名前を呼ぶ
「はい」
剣が立ち上がり卒業証書を受け取る
「ふぅ、これでやっと卒業できる・・・」
剣がネクタオイを緩めながら座る
「剣、そういえば李健良(リ・ジェンリャ)って知ってるか?」
「あ、あぁ・・確か2組の・・・・」
剣の脳裏に李健良の最後がよぎる
「あいつ、どうやら神隠しにあったらしいぜ・・・」
「いや、アイツは・・・」
剣がなにかを言いかけすぐに黙る
「剣、どうしたんだ?」
「いや、なんでもない」
___本当のことを言わないほうがいい___剣は思った


6年1組
「この風景を見るのも今日で最後だね」
タカトが剣の机にもたれながら言う
「そういっても俺はあんま来れてなかったけどな」
剣が机を軽く摩る
「タカト、俺は何のために戦って何のために生きてるんだろうな?」
「へ・・・・」
剣の一言にタカトが動揺する
「剣が生きているのは行きたいからで戦っていたのは戦いたかったからかな?」
「普通に答えるよな・・・・」
二人が何故か笑う
「春休みはどうする?」
「悪い、仕事でしばらく会えなくなりそうだ」
剣が申し訳なさそうに言う
「そっか、また会えそうな日があったら連絡してね」
「あぁ、絶対にするよ」
そう言い二人は教室を後にする



ライブラリーカフェ「ミルクディッパー」(良太郎の家)
「ただいまー」
剣が家に帰ってくる
「ん?愛理さん?おかしいな、誰もいない・・・」
剣がドアを閉める
「卒業おめでとう!!」
良太郎たちが後ろでクラッカーを鳴らす
「み、みんな・・・・・・」
剣が嬉しさのあまりに涙を流す
「おぉ、あんなに強い剣でも涙を流すとは・・・・」
モモタロスが剣の頬を指でつつく
「う、うるさいなぁ!!」
剣が無理に笑いながらモモタロスの腹部に裏拳をかます
「ぐはぁ・・・」
モモタロスがその場に倒れこむ
「馬鹿だねぇ・・・」
ウラタロスがモモタロスを見て鼻笑いする
「剣、ようやったで、涙はコレで拭いとき」
キンタロスが剣にハンカチを渡す
ありがとう、クマちゃん、さすが漢だね」
「そりゃ俺は強さを極めた者や、コレぐらい出来な漢とは言えへん」
「あ、忘れてた」
良太郎が走って台所に駆け込む
「ふぅ、よかった」
良太郎が白い箱を3つ持ってくる
「良太郎さん、その箱は?」
剣が箱について聞く
「誕生日、おめでとう・・・」
良太郎が箱を空けるとケーキが現れる
「おぉ、さすが良太郎、よぅぃ・・・・・」
「わーい、ケーキだ!!」
剣とリュウタロスがモモタロスを踏みつけてケーキを眺める
「あと、下にはプリンもあるからね」
すると良太郎がケーキをテーブルに置いてしたの箱からプリンを出す
「プリンだ、プリ・・・・・」
「さっすが良太郎、用意がいいわね」
今度は愛理に蹴られ意識を失う
「皆さんで写真撮りませんか?」
黒(ヘイ)がポッケからカメラを取り出す
「いいよ、みんなで撮ろう!!」
「愛理さ~ん」
店に常連の客、三浦と尾崎がやってくる
「あ、三浦さん、カメラ撮ってくれますか?」
愛理が三浦に頼む
「任せてくださ~い」
すると三浦が服の裾をあげ、カメラを構える
「行きますよ~、俺は最初から最後まで~?」
「クライマックスだぜ!!!」
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