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第3期から2年後
第97管理外世界キョウト「山科図書館」

「――その力は神を恐れさせ、またある時は神の力となった――」
古い書物の1ページを青年が読んでいる
「侑斗さん、そろそろ行きませんか?」
剣が山のような本を担いで侑斗の方に来る
「あぁ、行こうか」
侑斗が本を棚に戻し剣の方へ歩き始める
「ところで剣、どうしてそんなに本を担いでいるんだ?」
「黒(ヘイ)さんが料理の本が欲しいって言ってたからさ」
「しょうがないな、ほら」
そう言うと剣の持っていた本を侑斗が持つ
「あ、ありがとう」
剣が照れながら言う
「お前に無理させて本を落すわけにはいかないからな」
そう言うと侑斗が歩く速度を速める
「そういえば侑斗さんって何処に住んでるんですか?」
「黒さん家の近くのマンション、お前は黒さんと一緒に住んでるんだっけ?」
「はい、でも黒さん気づいたら情報収集に出てるんで会えるのは夜ぐらいです」
剣が少し寂しそうに言う
「よし、今日は俺の家に泊まれ」
「え、いいんですか?」
剣が少し嬉しそうに聞く
「黒さんに言ってからな」
そう言うと剣がポッケからケータイを出す
「繋がるかな・・・?」
剣が黒に連絡をする
『剣、丁度いい、今から指示する場所に来てくれ、任務だ』
「あ、はい!」
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