ＳＴＡＧＥ６０ 決着

ネェル・アーガマ　ブリッチ

「左舷弾幕張れ！敵の勢いが弱まったら主砲を発射！」
黒（ヘイ）が手元のモニターを見ながら正確な指示を出す
「アヴァロンへの通信は送れたか！？」
「現在こちらに空間移動しています」








アヴァロン内
「目標地点到着まであと２０００秒」
アヴァロンのオペレーター＝セシルがモニターのカウントを読む
「出力を上げて、このままじゃ間に合わない」
ロイドさんが急かすように言う
「でも黒さんも援護要請を・・・」
「見つかったんだよ、敵の本拠地が」
そう言いながらロイドがノートパソコンを開き、何かを打ち始める
「ロイドさん、それは・・・」
「これはねぇ～、三刃君のデバイスの追加プログラム、まだアレは未完成だから」
そういいロイドが画面を真剣に見る





要塞内
「「はぁぁぁぁ！！！」」
ソラとロクサスが次々とノーバディを倒していくが減るどころか増えていく
「やばい・・・こんなにいるなんて・・・」
ソラが額の汗を拭いながら言う
「早くしないと三刃さんが・・・・・」
ロクサスが額から流れる血を拭く
「ディバイン・バスタァー！！」
声と共に閃光がノーバディの大群を巻き込み消滅する
「なのはさん！」
「二人とも大丈夫！？」
「僕らは大丈夫です・・・多分、それより三刃さんの方に行ってあげてください」
そう言うとソラがフォームチェンジをし、戦闘服が黒から銀色になる
「そろそろスバルティアナが来るから二人とも頑張って！」
そう言うとなのはは要塞の内部へと飛んでいった
「ソラ、あわせろ！」
そういうとロクサスが急に壁蹴りをして天井を目指す
「１！」
ロクサスが空中のノーバディを足場にしてさらにジャンプする
「２！」
ソラも足に魔力を集中させ上を目指す
「３！」
二人が空中で隣り合わせになり、キーブレードを下に向ける
「チャクラエクステンション！！！」
「シュート！！！！！！」
キーブレードの先端から膨大な魔力が放たれ地上のノーバディが消滅する
「やった・・・」
そのままゆっくり降下していく




「堕ちろ！」
剣がピーコック・スマシャーを放ち、死の恐怖が数発かわし損ねる
「クッ、くらぇぇぇ！！！」
死の恐怖が大剣を振り下ろすが剣が紙一重でかわし、ガラード・ユーウェインを取り出す
「ユーウェイン、ＷUＳだ！」
『WeponUnisonSystem』
するとシラードが分散し、ムラマサ・ブラスターに装着される
「トリニティ・バースト！！！」
するとヴィンセントから極太の閃光が発射される
「ハイメガ・キャノン！！！！」
死の恐怖も負けずと左手から戦艦の主砲並の砲撃が発射される
「「はぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！！！」」
二人の力がぶつかり合う
「あれは・・・」
なのはが二人の激突を見ている
「はぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！」
徐々にトリニティ・バーストが押していく
「このぉぉぉぉぉぉ！！！！！！！」
死の恐怖もふんばるが弱まっていく
「この俺が・・・・・負ける・・・・・・」
死の恐怖が一瞬気を抜いた瞬間完全に打ち消されトリニティ・バーストの光に飲み込まれる
「・・・・はぁ・・・はぁ・・・・」
剣がムラマサを地面に突き刺し、膝をつく
「三刃君！」
なのはが剣に駆け寄る
「大丈夫です、それよりみんなは・・・」
「大丈夫、みんな無事だから・・」
「わかりました、とりあえず皆が来るまで眠らしてください」
そう言うと剣が目を閉じ倒れる
「三刃君、よくこんな状況で眠れるよね・・・」
なのはが剣の寝顔を見ながら言う