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とりあえず見ていってください、話はそれから
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存在なき城

存在しなかった世界 存在なき城
剣が回廊を使い城に戻ってきた
「どこいってたんだ~?」
アクセルが病人服を着たロクサスをおぶっている
「な、ロクサ・・・・」
剣が顔を下げる・・・・
「そうか、No.13を連れて来たのか・・・・・」
どうやらイクスの人格が出てきた
「お前は?」
「元の人格が出てたようだ」
アクセルがカプセルを見る
その培養液の中には剣が眠っていた
「フン、レプリカがそんな器用が事をできるとは・・・・」
イクスが剣を睨む
「イクス、ゼムナスが呼んでいる」
部屋の奥からサイクスが出てくる
「わかった、すぐ行く」
イクスはサイクスについて行く


眠りの間
「久しぶりだな、友よ・・・・」
ゼムナスが椅子に座っている
「あぁ、何年ぶりだ?」
イクスがゼムナスの前に座り込む
「20年ぶりだな」
「ククク、アンタがハロルドを利用してなきゃ俺は生きていられなかったな、感謝するよ」
イクスが笑いながら言う
「され、本題に移ろう」
ゼムナスがモニターの電源を入れる
「まもなく機動七課本部に攻撃を仕掛ける」
「メンバーは?」
「我々しかいないだろ?城のメンバーは全滅した」
「言っとくがデバイスがねぇぞ」
「何故だ?」
「レプリカが女に渡しやがった」
「八相を使えばいい」
「おいおい、敵の本部にレプリカを持って行けって?」
「どういう事だ?」
ゼムナスがイクスに問う
「八相はレプリカが近くにいないと発動できない」
「なるほど、どうりでこの前は出せなかったのか・・・・」
ゼムナスが納得する
「わかった、連れて行こう、女からデバイスを奪えばいいだけの話だ」
「まて、ロクサスが目を覚ましたら・・・」
「安心しろ、ナミネがいる」
「わかった、行こう・・・」
そう言うとイクスが時空の狭間を広げその中にを機関の人間が入っていく

ⅩⅢ機関との交戦まで30分

「おや、ソラ君退院したんですね」
骸がソラ達と廊下で遭遇する
「でも、ロクサスが・・・・」
ロクサスがいなくなった事に最初に気づいたのはソラだった
「俺があのとき傍にいとけば・・・」
ソラがそう言ったときだった
『七課に接近する巨大な魔力反応確認!数9!』
七課に警報が鳴り響く
「こちらに接近するとは、なかなか勇気がありますね・・・・」
「ノーバディ・・・なのか・・・」
ソラが呟く
「そんな事を言ってる暇があったら早く戦闘準備を・・・」
そう言うと骸は自室にデバイスを取りに行った
「・・・・ロクサス」


機動七課付近海上
「作戦は先ほど話した通りだ」
ゼムナスが全員に言う
「私とイクスとサイクスで隊長陣を抑える、ルクソードはカプセルの護衛、他の者は一般兵を抑えろ」
「了解」
全員が返事をすると散開する

機動七課隊舎前
「敵さんがきやすぜ!」
ヴァイスがストーム・レイダーのスコープで確認する
「作戦開始!」
はやてがそう叫ぶと全員が散開する
「デミックス、分身出せ!」
アクセルが命令する
「うっさいな、わかってるよ!」
そう言いながらデミックスがデバイス「シタール」を弾く
すると数十体の水の分身を出す
「な、これは」
スバルが分身を潰しながら言う
「これが噂の水の分身・・・」
骸が杖で三叉をつけ接近してくる分身を潰しながら言う
「この数の分身を出すとは・・・相手はかなりの術者ですね」
そう言うと骸が目を抉り骸の右目の数字が五になる
「ハァァァァァ・・・・・」
目から黒いオーラが出る
次の瞬間分身が全滅する
「な、俺の分身が・・・・」
デミックスが驚く
なにせ百に近い分身が1秒足らずで全滅したからだ
「クッ、少し無茶をしてしまいましたか・・・・」
骸が膝をつく
「骸さん!」
ソラが骸に駆け寄る
「大丈夫です、少し疲れただけですよ」
骸の目が五から六に戻る
「ソラ、来ます!」
骸が三叉槍を構える
「・・・・・」
フードを被った男が骸の腹を斬る
「グッ・・・」
骸が反動で吹き飛ぶ
「クッ、貴様ぁぁ!」
ソラが男に斬りかかるが男はキーブレードで防ぐ、風圧でフードが外れる
「な、ロクサス・・・・」
キーブレードで防ぐ相手・・・それはロクサスだった
「何故俺を知っている?」
ロクサスがそう言いながらソラを薙ぎ払う
「知ってるも何も俺達は・・・」
「俺は闇の住人だ!」
ほう言い放つとロクサスがソラに迫る

機動七課付近海上
「紫電一閃!」
シグナムがノーバディを一刀両断する
「シュワルベフリーゲン!」
ヴィータが8発の魔弾を「グラファー・アイゼン」で撃ちノーバディを撃破していく
「やってもやっても出てきやがる」
ヴィータが額の汗をぬぐいながら言う
「敵もかなりの準備をしていたという事だ」
シグナムがノーバディを斬りながら言う
「ほぉ、三刃以外に刀使いがいるとはな」
サイクスがシグナムに斬りかかる
「クッ、貴様もノーバディなのか?」
シグナムが問う
「無論、No.7サイクスだ」
そう言うとサイクスが数歩下がる
「悪いが本気で行かせて貰う!」
雲に隠れていた月が出てくる
「ァァァァァアアアアアア!!!」
サイクスの表情が険しくなる
「ハァァ!」
サイクスが大剣で斬りかかる
「クウゥゥゥ・・・・」
シグナムはなんとかガードするが衝撃が腕にかかる
「シグナム!」
ヴィータが援護に向かおうとするが新たにノーバディが出てくる



「ハァァ!」
エリオがノーバディ・ドラグーンを撃破する
「ほぉお前も槍を使うのか」
「誰だ!」
エリオが見上げる、その先にはモミアゲが異様に長い男が立っている
「No.3で旋風の六槍・ザルディンだ」
そう言うと男の周りに6本の槍出現する
「行くぞ!」
ザルディンがエリオに迫る
「クッ、ストラーダ、ウンヴェッターフォーム」
『Ok』
するとストラーダの形が変わり噴射口から金色の突起物が出てくる
「キャロ、ブースト魔法を!」
「ブーストアップ・アクセラレイション!」
キャロが術を唱えるとエリオの足元に魔方陣が展開される
「メッサー・アングリフ!」
ストラーダがブーストしストラーダとザルディンの槍が交わり火花を散らす
「くっ・・負けるものかぁぁ!!!」
エリオがさらにブーストする
「まだまだだな・・・」
ザルディンが言い放つ、その瞬間1本の槍がエリオの身体を貫く
「え・・・・」
エリオはそのまま地面へと落下していく
「エリオ君!」
キャロが叫ぶがザルディンはその場を去っていった
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