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とりあえず見ていってください、話はそれから
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主人公がオリジナルだと現存作品のキャラが目立ちにくくなるのが痛いです

「ケホッ・・・・涙、迅、大丈夫か?」

気づいた時には回りは真っ暗で図書室自体が崩れている

幸い僕は特に怪我もしてなく軽く頭を打っただけらしい

とにかく涙と迅の確認だけでもしようと叫ぶ

「あ・・・・まぎ・・・くん」

「涙!!大丈夫か!今助ける」

「だめ、天城君、わたし・・・・もう死んじゃうよ」

「何そんなこと言って・・・・・」

冗談だと思ってみた視線の先には瓦礫の下敷きになり出血の酷い涙が倒れていた

「涙!!くそっ!!!今助け・・・・」

『無駄だ、もう持たない、ここもじき爆発する』

助けようと駆け出した瞬間

「(プロヴィデンス!!どういう事だよ!!)」

『下の職員室がもう火事になってる、近いうち上にも被害が来る、その前に出るんだ』

「だからって・・・・涙を見捨てられるかよ!!!」

俺はプロヴィデンスの忠告を無視して助け出す決心をした

「あま・・・ぎ君、逃げて!・・・・あぶない・・・・よぉ・・・」

「知るか・・・・俺はお前を助ける、それが今大事な事だ!!!」

俺はつみあがった瓦礫を少しづつはらいのけ始める

「天城君!!危ない!!」
 
「え?」

天井から巨大な破片が落ちてきて――














「ここは・・・・」

目が覚めたそこは学校の屋上だった

「・・・・涙!迅!」

俺の横に涙と迅が横たわっていた

「目が覚めたか・・・・天城」

「その声・・・・プロヴィデンス!?どこにいるんだ!?」

精神ではなく直に呼びかけられているのに違和感を感じ、見回すがどこにもいない

「ここだよ、降りてやる」

すると頭上から急に長髪の青年が舞い降り、俺の前に下りる

「この姿は数千年ぶりでな・・・水銀の王との戦い以来だよ」

前髪であまり顔をはっきりと見ることはできないが女性に勝るような美しい髪に黒い着物をきている

「プロヴィ・・・デンスさん?」

「他人行儀名言い方は辞めろ、本名―アマツノミカドでいい」

「みか・・・ど・・・それって俺と一緒の名前じゃ・・」

「そうだな、お前の名前、天城帝と俺の真名、天帝は一緒だな・・・

これは偶然であり必然である、彼の頼みでもあるし俺の好奇心でもある」

全てを知っているような話し方で俺を顔を覗き始める

「さて、ここで質問だ、このままこの世界で朽ちるか、それともやり直すか」
 

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