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とりあえず見ていってください、話はそれから
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色々と事情で作成がなかなかできませんでした

一話の更新は1週間に一回の予定です・・・


 

ずっと見てる夢があるんだ・・・・物心ついたときから・・・・・

その夢は魔法使いが悪役を倒すってよくあるファンタジー・・・

でも悪役が最後に放った攻撃で魔法使いは永遠に眠り続けるって終わり方・・・

「・・・・ぃ、天城!!おわったよ!!」

誰かに頭を叩かれて目が覚める・・・

「あ、やっと起きた?」

「ふぁ・・な・・・なつ・・ん・・・クシュ!」

目が覚めると夏目の一部長く伸びた髪が鼻をくすぐり、くしゃみをしてしまう

「もう昼の時間だけど食べないの?」

「あぁ、しっかし・・・4限目も寝ちまったな・・・・」

頭をかき、とりあえず弁当を取りだす・・

「ところで天城・・・・その弁当の量何・・・・?」

「いや・・・・お重3つだけど?」

いつもの量なのになぜそうも驚くのだろう・・・

「それ・・・ちょっとわけてくれない?」

彼は菓子パンひとつとコーヒー牛乳のみでこちらを見つめてくる・・・

「わ、わかったから・・・・」

「あ、ありがとぉ!!!」

そこまで感謝されても・・・と思いつつも彼にお重を一つ渡す

「ところで天城って将来どうするんだ?」

「んー・・・親父の会社継ぐか全世界漂流のどっちか」

曖昧な答えで回避しながら箸を進める

「いいよなぁ天城は・・・僕は大学とかいけるかわからないし・・・」

「あのなぁ・・・俺も成績言うほどよくないぞ?」

まぁ最近授業中普通に寝てて数学だの古典だの世界史だのわからない・・・

「で、そういえば最近の事件知ってる?」

「ん?事件?なんかどっかの国が馬鹿な事したとか?」

事件といわれても大量にあるだろ・・・

「そういうリアルなものじゃなくて・・・首切り殺人・・・だっけ?」

「疑問系で言われても困るんだが・・・」

「まぁそういうのがあって、たしか被害者が7人出たとか・・・」

「そりゃぁおっかないな・・・」

まぁ遭遇しなきゃいいってことだし俺は放置して2個目の重箱に手をつける

「で、それがおきてるのってこの辺なのか?」

「いや、でも諏訪原だから近いと思うよ?」

夏目の発言におもわず

「諏訪原って、電車乗ってすぐじゃねぇかよ・・・・しかも兄貴の出身校」

つっても兄貴はもう大学生だしどうって事ないんだけどな・・・

「まぁ、そういうわけだし、夜とか気をつけろよ」

「あー、わかった、んじゃ俺図書室いくし」
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